現在、禁煙外来の初診受付を停止しております。

受付再開時期になりましたら改めてお知らせいたします。

担当医からメッセージ

“たばこをやめようと思ったけど、なかなかやめられない…”
“禁煙しようとすると逆にイライラするのであきらめてしまった”

禁煙が難しいのは意思が弱いからではありません。タバコ(ニコチン)には薬物中毒と同じ禁断症状があるのです。3ヶ月間で禁煙達成をめざします。呼気一酸化炭素濃度の測定等行い、一人ひとりに合った禁煙を支援いたします。

予約制でお電話でのお申し込みもできます。まずは一度ご相談下さい。

禁煙治療(保険適用)について

禁煙治療は一定の条件を満たしていれば健康保険が適用されます。

これは喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症という病気としてとらえ、必要な治療を行うという考え方です。


健康保険適用の条件

  • ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS:初診時当院で施行します)でニコチン依存症と診断されていること。
  • 35歳以上の方はブリンクマン指数(=1日の喫煙本数x喫煙年数)が200以上であること。
  • 直ちに禁煙することを希望し禁煙治療プログラム(12週間にわたり計5回の禁煙治療を行うプログラム)へ参加することを同意していること。
  • 保険適用禁煙治療の施設基準認定を受けている医療機関で受診すること。(当院も施設基準認定を受けています)
  • 以前に保険適用で禁煙治療を受けたことのあるかたは、前回初診日より1年を超えた日からでなければ健康保険を使えません。

上記健康保険適用の条件に当てはまらない方も自費診療という形で禁煙治療を受けることができます。(詳細は当院までお問い合わせください)

 禁煙外来ってどのような治療?

まずはご来院いただきます。
禁煙治療のための条件の確認など治療前の問診を行い、治療を開始いたします。

受診時期1回目 初診1
2回目 再診1(2週間後)
3回目 再診2(4週間後)
4回目 再診3(8週間後)
5回目 再診4(12週間後)
治療内容① 診察
② 呼気一酸化炭素濃度の測定
③ 禁煙実行、継続にむけてのアドバイス
④ 禁煙補助薬のアドバイス・処方せん発行 

費用

健康保険適用時の3か月間合計費用モデルケースは下記のとおりです。

健康保険適用 自己負担3割の場合

ニコチンパッチ
(3か月間)
診療所(6,250円)
・初診料+再診料
・ニコチン依存症管理料
・院外処方せん料

保険薬局(7,290円)
・調剤料
・禁煙補助薬
合計
13,540円
バレニクリン:内服薬
(3か月間)
診療所(6,250円)
・初診料+再診料
・ニコチン依存症管理料
・院外処方せん料

保険薬局(13,740円)
・調剤料
・禁煙補助薬
合計
19,990円

健康保険適用 自己負担1割の場合

ニコチンパッチ
(3か月間)
診療所(2,080円)
・初診料+再診料
・ニコチン依存症管理料
・院外処方せん料

保険薬局(2,430円)
・調剤料
・禁煙補助薬
合計
4,510円
バレニクリン:内服薬
(3か月間)
診療所(2,080円)
・初診料+再診料
・ニコチン依存症管理料
・院外処方せん料

保険薬局(4,580円)
・調剤料
・禁煙補助薬
合計
6,660円

※2019年8月現在

上記は下記条件下での参考モデルケースです。条件によって金額変更があります。

  • 禁煙のみを目的に診療所で治療を受けると仮定。再診料には外来管理加算を含むと仮定。
  • 禁煙補助薬のみ処方されると仮定。
  • 禁煙補助薬を標準的な用法・用量で使用すると仮定(ニコチンパッチは8週間、バレニクリンは12週間)。薬剤料のほか調剤料などが別に必要。
  • 上記費用は2010年4月に改定された診療報酬点数に基づいて算出。実際に支払う自己負担額は受診日毎の合計額の端数を10円未満で四捨五入した額になります。

禁煙治療(自費診療)について

禁煙治療に健康保険適用とするには一定の条件が必要です。1年以内に保険適用で禁煙治療を受けている方は自費診療になります。治療の方法は保険適用時とほぼ同様です。

※ニコチンパッチ、バレニクレンは調剤薬局で別途料金が必要です。

初診¥3,000(税別)問診、呼気CO濃度測定、
必要時処方せん(ニコチンパッチ、バレニクレン)
再診¥1,500(税別)/回問診、呼気CO濃度測定、
必要時処方せん(ニコチンパッチ、バレニクレン)

禁煙の薬

禁煙のための補助薬であるニコチンパッチ、ニコチンガムまたはバレニクリンが使えます。これらの薬は禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。バレニクリンは喫煙による満足感もおさえます。ニコチンパッチ、ニコチンガムを使うと禁煙の成功率が約2倍、バレニクレンを使うと約3倍高まるといわれています。  

ニコチンガム

ニコチンガム

保険適用外で、薬局薬店で購入することができます。
口の中の粘膜からニコチンを吸収させるガム製剤で、タバコを吸いたくなった時に、1回1個をゆっくり間をおきながらかみ、離脱症状を抑制します。禁煙開始日から使用し、12週間の使用期間を目安に使用個数を減らしていきます。

ニコチンパッチ

健康保険が使えます。
ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。禁煙開始日から使用し、8週間の使用期間を目安に貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えて使用します。

バレニクレン(チャンピックス®)

健康保険が使えます。
ニコチンを含まない飲み薬です。 禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙による満足感も抑制します。禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週間服用します。