当院では以下の検査に対応しております。

心臓超音波検査

耳に聞こえないほど高周波の超音波を心臓に発信して、その反射波を受信して心臓の様子を画像に映し出す検査です。心臓の機能評価、弁膜症の有無、心臓の動きなど、多彩な情報が得られます。

心電図異常を指摘された場合や心不全・狭心症の疑いがある場合に検査をします。

心臓超音波検査の方法

超音波が通りやすくなるように胸部にゼリーを塗ります。小さなプローべ(超音波の発信・受信装置)を胸部にあてて、心臓の動きや血流の様子を画面に映し出し観察します。

X線撮影などのように放射線による被曝の心配がないので、妊婦の方でも安心して繰り返し検査を受けることができます。

24時間心電図検査(ホルター心電図)

心電図イラスト

日常生活をしながら長時間(約24時間)の心電図を記録し観察する検査です。 動悸、息切れ、胸の痛みなどの症状があった時の心電図はどのような状態か、 1日24時間の心電図変化を捉えることが主な目的です。

検査の流れ

  1. 胸部にシール状の電極を数カ所貼り、心電図を記録するための手のひらサイズの記録機(レコーダー)を装着します。
  2. 装着したら帰宅します。特に安静にする必要はありませんので通常通りの生活を送って下さい。 就寝中も心電図を記録し続けます。心電図記録中は、行動(就寝・起床・食事など)や症状を行動記録用紙に記入していただきます。自覚症状があった場合にはイベントボタンを押すと記録されます。
  3. 丸1日経ちましたら、来院していただき装置を取り外します。

検査所要時間

機械の装着には15分程度かかります。翌日に来院していただき機械を外します。取り外しには5~10分程度かかります。

検査結果

1週間後に結果が出ますのでご来院ください。検査、受診には健康保険が適用されます。

検査前後の注意事項

検査当日の服装について

  • 襟元が広く開いた服装の場合、電極が見えることがあります。
  • 機器装着のため、ワンピースなどは避け、上下に分かれた服装をお勧めします。

検査中の注意

  • 機器をぶつけたり、落としたり、乱暴に扱わないでください。
  • 食事、服薬などを含めて普段どおりにお過ごしください。特に安静にする必要はありません。
  • 診断の参考とするため、検査中の行動や自覚症状を記入してください。
  • 自覚症状があった場合は、イベントスイッチを押してください。
  • シャワー入浴は可能です。
  • 検査中の電気カーペット、電気毛布のご使用はお控えください。おやすみ前に温めても、おやすみの際は電源をお切りください。
  • 機器は携帯したままおやすみください。

コアグチェック(凝固能検査)

抗血栓効果(プロトロンビン時間 / PT-INR)を約1分で測定できる簡易・迅速血液凝固能測定装置です。経口抗凝固剤ワーファリン(一般名ワルファリンカリウム)を服用している方の薬剤調節に用います。

指先の穿刺による全血または通常の血液検査検体で当日約1分で迅速に結果が得られます。ワーファリンは主に心房細動、血栓症、人工心臓弁に対する治療で投与される薬剤で、有効性を発揮しつつ安全に使用するため、血液凝固能検査を繰り返しモニターします。

当日すぐに結果がでるため利便性が格段に良くなりました。

花粉症の検査

花粉症はアレルギーが引き起こす疾患です。鼻汁検査・血液検査でアレルギーの原因を調べると、治療が必要な時期を明確にすることができます。

当院では指先からの採血により20分ですぐに結果がわかる検査(イムノキャップラピッド®)も導入しています。腕に針を刺す血液検査が苦手な方にもお勧めしています。お気軽にご相談ください。 

検査の流れ(イムノキャップラピッド®)

  1. 指先から採血を行います。
  2. 結果が出るまでお待ちください。(約20分)
  3. 一緒に結果を確認し、治療方針を決定します。 

     → こちらもご参照ください

心電図検査

心電図(標準12誘導)は、心臓の筋肉が活動するときに発生する微弱な電気信号を記録するものです。心臓肥大や心筋梗塞(波形の異常)、不整脈(脈の乱れ)について調べることができます。

波形の記録は1分程度です。機械から体に電流を流すことはありませんので、痛みは全くありません。

X線撮影検査

レントゲン器械

X線を使って体内の様子を調べる検査です。一般撮影検査では被ばく線量はとても少なく、短期間に複数回検査を行った場合でも、心配するような影響はほとんどないといわれています。

念のため妊娠されている方やその可能性のある方は事前にお知らせください。